子どもの発達理解

 保育のことをもっと知りたい学びたいと思い、本を読んだり、研修に参加したり…。答えが出るはずのない学びだと思っていても、自分のしていること(保育)が、はっきりと正しい方向を向いているのか、それとも間違っているのか?

 保育の現場で、子どもたちとかかわり、笑ったり、泣いたり…していると、本当に子どもたちの姿は様々で、今まで私が経験してきたことのないようなワクワクする感覚を感じたり、ひらめいたりして、面白い。

 いわゆる定型発達だからすべて大丈夫というわけではないし、多数派の言動が良いというわけではないと思う。違うから面白いこともありいろいろな価値観にふれていくことで生活が楽しく豊かになる気がする。ただ、保育園は、集団で生活する場である。その生活の場で感覚や生活の仕方が、大幅に違うとその子の育ちを保障していくことが難しいのも事実。だからといって、その子の育ちを否定するのは、違うと思う。保育士が、子どもたちの先頭に立って、多数派ではない子どもの姿を否定することだけは、あってはならないと考えながら今日も子どもたちへのかかわりを振り返る。

 振り返りの中で気が付く情けない自分の保育気づきを頭ごなしに否定されず、聞いてくれる場所はとても大切。そんな仲間に今後も巡り合いたい。