ほめることも難しい

 保育士って、私を含めて声が大きい気がする。子どもたちを集団で保育することを当たり前だからとしているからなのか…?確かに、大きい声が必要なこともあるかもしれないけれど、子どもをほめる時も必要以上に大きい声でほめている気がして…。最近、私はその子だけに伝われば良いので必要以上に大きな声にならないように、意識し気を付けて声をかけている。

 いろいろな本を読んだり、保育士やほかの業種の人と話をしたりする中で、ほめられていることを当人以外に知らせることは、ほめられるためにあなたもがんばりなさいというメッセージがこめられているような感じがするという思いが強くなってしまったというのが、理由。指導する意識が強くはたらく感じ。

 保育園は、確かに集団で生活する場であるが、そこには一人ひとり別々の個人がいるから楽しい。新しい発見、意見の相違、気持ちの共感など…、多様性といいながら、ひとつにまとめてしまいそうになる自分に反省をしながら、日々子どもたちとかかわっていきたい。